2014年04月08日

ゲームのプレイ動画について弁護士の方に聞きました

ニコニコ動画にアップしたこちらの動画、

【BF4】Battlefield4にありがちなこと』がいつの間にやら15万再生を達成しておりました。見て頂いてありがとうございます・・・というのも妙な気がしますが、楽しんでいただけましたら幸いです。

それでせっかくの15万なわけですから、この機会になんかやれないかと関係部署に相談したところ、以前電撃PlayStationに載せたゲームのプレイ動画についてのコラムを転載していいという話になりまして。

・ゲームのプレイ動画が法的にどういう扱いになるのか
・プレイ動画が二次的著作物と認められるのか

といったことを、東京弁護士会の小沢弁護士に相談した内容となっております。
GeforceのShadowPlay機能や、PS4のシェアボタンもあって、プレイ動画は一層身近なものになってまいりました。もし興味がありましたらご覧ください。



 ゲームの大公開時代 前編
(電撃PlayStation559号に掲載されたものを、一部修正して掲載しております)

 ニコニコ動画では最近すっかりゲームの『プレイ動画』というカテゴリが定着しました。このカテゴリの動画がデイリーランキングで一位になることも珍しくありませんし、ゲームメーカー側からも公式にプレイ動画の配信をOKとするところも出てきました。

 個人的にもゲームの神プレイ動画などを見るのは結構好きですし、自分でゲームをしていても「今のプレイ、誰かに見てもらいたい」などと思うことは多々あります。しかし、「じゃあ自分も何か配信してみよう」とは考えもしませんでした。プレイを録画する機材もそろえなければなりませんし、録画した動画を編集するソフトウェアも用意しなければなりません。そこまで労力をかける気力はとてもありませんでした。

 ところが、昨年十月ごろのことです。多くのゲーミングPCに搭載されているグラフィックボード『GeForce』シリーズの一部に『ShadowPlay』という機能が追加されました。これはようするにパソコン用ゲームの動画を極めて簡単、かつ低負荷で録画できる機能です。私も使ってみましたが、バトルフィールド4のような高いスペックが必要なパソコンゲームでさえまったく問題なく録画が可能でした。

 また、最近ではパソコンにも動画編集ソフトが標準で付いているんですね。たとえばWindowsなら『ムービーメーカー』が標準で搭載、ないし無料ダウンロードが可能となってました。

 そろえるのが面倒だった録画機材も動画編集ソフトも、いつの間にか手元にあったわけです。こうなるとせっかくだからということで、私もバトルフィールド4のプレイ中に起きたNGシーンを『ShadowPlay』で録画して『ムービーメーカー』で編集し、BGMを付けてニコニコ動画にアップするということをやってみました。『【BF4】Battlefield4にありがちなこと』という四分ほどの動画です。何せ動画については素人なので見てくださいとは言えませんが、まあ素人が金をかけなくてもここまでできるということで、もしお時間でもありましたらニコニコ動画で『BF4 ありがちなこと』と検索してみてください。

 やってみて分かりましたが、このレベルの動画だと作るのは恐ろしく簡単です。もっとも、GeFoce搭載のパソコンとなると持ってる人は限られるかもしれませんが、『ShadowPlay』に類似した機能が搭載されるパソコンは今後増えていくでしょうし、なによPS4にもシェアボタンが搭載され、ゲーム動画の録画・配信が手軽にできるようなりました。

 とはいえゲームのプレイ動画配信というのはまだ法律的に未整備な部分があります。『PS4のシェアボタン機能によるプレイ動画の配信』についてはメーカー的に許諾されることになるとも聞きますが、なにしろ発売前なので電プレの情報待ちというのが個人的な現状です。

 そこでPS4についてはともかく、現時点でプレイ動画をアップするにあたってはどのような法的な注意が必要になるのかを、東京弁護士会所属の小沢一仁弁護士に色々相談してみました。(なお、以下の執筆内容については、小沢弁護士に監修してもらっております)

 まず大前提として、ニコニコ動画でよく見かける実況プレイ・NGプレイ集・ゆっくり実況のような動画を配信すると、ゲームメーカー側の許諾がない限り著作権を侵害するということになります。ただしこれはそう身構えるような話ではなく、逆に言えばゲームメーカーの提示した許諾条件さえしっかり守っていればまず問題になることはないそうです。特に最近は公式サイトなどで許諾条件が公開されていることも多くなっていますので、事前に確認さえすれば著作権を侵害してしまうといったリスクはほぼ回避することができると思います(前述した私がアップした動画についても、もちろん確認を取ってます)。また、ゲームメーカー側の許諾だけではなく、当然ながらニコニコ動画やyoutubeなど、動画サイト側の規約についても遵守しなければなりません。

 それから特に『オンラインゲームのプレイ動画』をアップする際に問題となりがちなのが、画面に入ってしまう他プレイヤーのキャラクターです。たとえばFF14にしろモンハンにしろ、他プレイヤーが動画に入ってしまうことは避けられません。

 そうなると肖像権という問題がまず思い浮かぶのですが、肖像権は一般的に個人のプライバシー権の一部と位置づけられており、『個人の意思に反してその姿を撮影』したり、『撮影したものを公表されない』権利であると言われています。つまり肖像権は、人について生じる権利であるため、人ではないゲームキャラクターには肖像権がないという結論になるそうです。したがって、他人のゲームキャラクターが画面に入っている動画を投稿しても、肖像権侵害の問題になることは考えにくいそうです。

 しかしながら法律的にはさておき、『私のキャラを無断で出さないでください!』という個人間の紛争が生じる危険は常にあります。このようなリスクを避けるために、たとえばFF14なら他人のキャラ名を出さない設定にするとか、モンハンなら『動画を録画していいですか?』などと事前に聞いておくなど、できる限りの対応はとっておくに越したことはありません。

 それから、自分が制作したプレイ動画が法律的にどういう扱いを受けるか、いわゆる『二次的著作権』がプレイ動画に認められるか否か。認められるとして、プレイ動画の作成者に著作権法上どのような権利が認められるかについても知っておいて損はないと思うのですが、すいません、唐突ですが行数がなくなりました。続きは次号に。
 なお、次回のコラムについても小沢弁護士に監修をしていただく予定です。



  ゲームの大公開時代 後編
  二次的著作物について
(電撃PlayStation561号に掲載されたものを、一部修正して掲載しております)

 前回に引き続き、ゲームのプレイ動画についての法律的なお話です。
 まずプレイ動画や同人誌などは、内容によっては著作権法上の『二次的著作物』というものに該当し得るのだそうですが、これに関連して覚えておくと便利なのが、『二次的著作物についての著作権』です。

 たとえば以前、『自分の作った同人誌が無断でインターネット上にアップされたので削除を要請したが“同人誌に著作権はない”という理由で拒否された』という事件が話題になったことがありました。

 これが法律的にはどうなるかというと、同人誌が『二次的著作物』に該当するとすれば、作者は当該の同人誌について著作権を有することになりますので、同人誌がアップロードされたサイトの管理者等にデータの削除を求めたり、無断でアップロードをした人に対して損害賠償を請求することも可能だそうです。

 ただし『二次的著作物』と認められるかについては厳密な基準があり、『既存の著作物の修正損減に創作性が認められるが、原著作物の表現形式の本質的な特徴が失われるに至っていない』ことが必要なんだそうです。ようするに原著作物の丸写しとかはダメで、原著作物の表現の本質的な部分を失わずに、かつ独自の創作性を加えたものでなければダメだそうです。この基準は結構厳しいそうでして、『二次的著作物』と認められる範囲は、実際にはかなり狭いそうです。(最終的には裁判所が判断することになるそうですが)

 以上のことはゲームのプレイ動画についても当てはまりますので、自分がアップしたプレイ動画が第三者によって無断転載・無断使用などされた場合には、著作権法に基づき使用差し止めなどの訴えを起こすことは可能だそうです。ただし、その場合には前述通り『二次的著作物である』と裁判所が認定してくれなければなりません。特にプレイ動画はゲーム製作者が作成したキャラクターの動きがプログラムによって再現されるものですので、単に一連のゲームプレイを動画にしただけでは『二次的著作物』と評価される可能性は低いそうです。それでも、プレイ動画に動画作成者独自の工夫が凝らされており、創作性が認められるような場合には、『二次的著作物』と評価される余地は充分あるそうです。裁判所の判断次第ではありますが、たとえば実況者の声が入っているような『実況プレイ動画』なら、『二次的著作物』と認定してくれる可能性はあるそうです。

 ただし、この際には大前提としてゲームメーカー側が提示している許諾条件を厳守している必要があります。というのも『二次的著作物の作成は、基本的には原著作物の著作権の侵害を伴うものなので、事前に原著作権者から利用許諾を得ておく必要がある』からだそうでして。

 さて、法律的な話になるといかんせん堅苦しくなっていけません。今回弁護士の方に取材してあらためて分かりましたが、プレイ動画というものが基本的にはゲームメーカーの著作権を侵害するものであることは間違いないようです。しかし現実には、ゲームメーカー側からもゲーム業界をより盛り上げていきたいといった理由で、一定条件を満たせば公式にプレイ動画の配信が許諾されるという流れが増えてきました。

 その結果、プレイ動画というカテゴリはニコニコ動画でも大きく盛り上がり、今に至るわけです。これはメーカー側とユーザー側、どちらかがなにかを強いられたとか妥協したとかというわけではなく、互いに協調した結果、新たな遊び方・新たなカテゴリが生まれたわけです。個人的に、これは結構すごいことではないのではと常々思ってました。

 PS4のシェアボタンは間違いなくこのカテゴリをさらに賑やかにしてくれる機能だと思いますし、一ゲームユーザーとしてはそういったプレイ動画の流行によって今以上にゲーム業界が賑やかになればと思わずにはいられません。

 というわけでみなさんも、ルールを守って楽しくプレイ動画!
 なお今回のコラム執筆にあたりましては、前回に引き続き東京弁護士会の小沢一仁弁護士に監修をお願いしております。
posted by 師走トオル at 20:13| 日記

2014年03月03日

『僕と彼女のゲーム戦争』最新刊3月8日(土)発売

半年前にあげたこちらの動画が、この二日三日で再生数10万に達しようという勢い。


まさか総合ランキングで自分の動画を見ることになろうとは、なんかもう感無量というか、とにかく言葉が出てきません。まあもともと趣味で作った動画ですし、この際作り手のことなんて気にせず楽しんで頂ければ幸いです。


さて、本題です。
今週末の8日土曜日、『僕と彼女のゲーム戦争』最新刊
『僕と彼女のゲーム戦争 ゲーマーたちの日常』が発売されます。
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今回は短編集です。
『シヴィライゼーションIV』
『風来のシレン5』
『アーマードコアV』
『ガンダムオンライン』
+書き下ろし一本と、合計五本のゲームで様々な対戦が繰り広げられます。

詳しくはあとがきにも書いたんですが、どの短編も電撃文庫マガジンに掲載された際のアンケート結果が『全部上から○指に入るレベルで良い』そうなんです。アンケート結果がいいということはそれなりに安定して楽しんでいただけるんじゃないかな・・・と思いますので、どうかご期待ください。

なお、本書の執筆にあたりましては、株式会社スパイク・チュンソフト様、株式会社フロム・ソフトウェア様、株式会社サイバーフロント様、株式会社アクワイア様、それから表紙を見れば一目瞭然かもしれませんが、今回は株式会社サンライズ様にもご協力いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
posted by 師走トオル at 19:58| 日記

2013年12月05日

『現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと』10日発売

ニコニコ連載小説に第一話が掲載され、大きな反響を呼んだ(多分・・・)セガ公認小説『現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと』一巻の著者見本が届きました。
sega_01.jpg

ご覧の通り表紙はイラストレーターKEIさん渾身の描き下ろしとなっております。
発売日は来週10日火曜日です。また、amazonなどのネット書店でもすでに予約等始まっておりますので、機会がありましたらお手にとってご覧頂ければ幸いです。

『現代の日本に八百万の神の一柱たるドリームキャストの神様がやってくる』という無茶なストーリーとなっておりますが、ニコニコ連載小説に掲載された第一話も相当なアクセス数があったと聞いておりますし、電撃文庫マガジン誌での連載の方も当分打ち切られることはないと聞いております。

「よくセガも止めなかったな!」というネタの数々にご期待ください。


なお、余談ながらなにしろセガハードと言えばかなり年数の経ったものもあります。

そこで『現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと』を読む前に、是非こちらのニコニコ動画などを見て頂けますと、一層楽しめるのではないかと思います。



さて、何せこういう作品ですから本書の執筆に当たりましては様々な関係者の方にご協力を頂きました。

まずはソニックでおなじみ中裕司氏、バーチャファイターでおなじみ鈴木裕氏。セガ元社長であり、ほぼすべてのセガハード開発に携わってこられ、本書でもたくさんのセガネタを提供してくださった佐藤秀樹氏。メガドライブをはじめとして多くのセガハードを設計開発なされたI氏。

「何書いてもらってもいいですよ。ウチの神さまわりとおおらかですから」と言って下さった穴守稲荷神社の関係者の皆さま。そしてセガハード擬人化の先駆者にして、本書でも様々な協力をしてくださったサムシング吉松氏に。

皆さま方のご協力がなければ本書は決して完成しませんでした。この場を借りまして御礼申し上げます。



追伸1:
つい先日より、『僕と彼女のゲーム戦争』シリーズの電子書籍版が配信開始となりました。

それに合わせて、BOOK☆WALKERさんの方で『師走トオルフェア』なる珍妙な名前のフェアを開催して頂いております。
http://bookwalker.jp/ex/sp/siwasu_toru/

私事ながら、『師走に師走フェア』というのは今のペンネームを名乗って以来の密かな目標の一つでもありました。ポイントが二倍になったりと色々オトクになってるそうですので、よろしければ是非見て行ってやってください。


追伸2:
最近一部のGeFoeceにShadowPlayというPCゲームのプレイ動画が簡単に録れる機能が加わりました。

そこでせっかくなので、個人的な趣味として私も『Battlefield4にありがちなこと』という編集プレイ動画をニコニコにアップしてみました。

手軽にプレイ動画が作れる時代になったものだとつくづく実感します。
PS4のシェアボタンにも密かに期待しております。
posted by 師走トオル at 19:53| 新刊のご案内

2013年09月03日

『僕と彼女のゲーム戦争6』発売まであと一週間

まず始めに。
「新生FF14の装備ってクエ報酬でもらうやつだけで充分だよね!」
とお考えのみなさま。これは個人的な所見ですが、LV20越えた辺りから生産装備って結構強くなってくる気がするんです。

なので是非バザーに並んでいる防具も買ってくださると大変助かります。裁縫屋やってるんですが最近すっかり火の車で・・・!

でも本当に強いと思うんですよ生産装備。価格もかなり安いですし。


さて、前置きが長くなってしまいました。
来週9月10日にいよいよ『僕と彼女のゲーム戦争6』が発売されます。
今回の表紙はこちら。
GameWar06.jpg

前巻5巻は個人戦ということでみんゴル、ぷよぷよ、東方の三本でしたが、今回は「ゲーム合宿大会チーム戦編」ということで
『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』、
『シヴィライゼーションV』
『アサシンクリードIII』の三本が登場します。

世にTPSやSLGは数多くありますが、ゴーストリコンのCO-OPモード、シヴィ5のマルチ対戦、アサクリシリーズのマルチプレイモードはいずれも大変独特なシステムになっていて個人的にも非常に思い入れがあります。
主人公とその仲間たちがどのように戦っていくか、どうぞご期待ください。

それから、なんでも九月は『僕と彼女のゲーム戦争』のフェアをやってくれるそうでして、それに伴ってか今月に配信される予定の『うぇぶらじ@電撃文』にゲスト出演させて頂きました。

『ふぃあ通』のときも大概でしたが、基本引き籠もりですので面白いことを言えたかどうかは今一つ自信がありませんが、変な発言はカットしてくれてるそうですので、よろしければどうぞ聞いてやってください。


もうすっかり近況はツイッターでこちらのブログは告知専用になってしまいましたが、せっかくなので最後にもう二点。
電撃PlayStationのコラムと電撃文庫マガジンで連載中の『現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと』もよろしくね・・・!
posted by 師走トオル at 20:14| 日記

2013年05月02日

『僕と彼女のゲーム戦争5』のお話

『僕と彼女のゲーム戦争5』が、いよいよ来週5月10日発売となりました。
前巻より結構間が空いてしまい本当に申し訳ありません。ようやくこの通り著者見本も届きまして、来週金曜日には間違いなくお届けできると思います。
G05.jpg

ところで本シリーズでは、これまでにFPSなどの3D系STGは大体やりましたし、格ゲーも4巻でやりました。釣りゲーや2Dアクション系もやりましたし、SLGも短編の方でやりました。となると後やってないメジャーなジャンルといえば、スポーツ、パズル、そして2DのSTGぐらいです。

ですがスポーツやパズルならともかく、2Dで対戦STGなんてありましたっけ・・・・・・と思ったらあるんですよね、本当に日本のゲームの幅広さは異常です。古くはティンクルスタースプライツ、そして表紙でお気付きの方も多いと思いますが、東方シリーズのとある作品です。

というわけで『僕と彼女のゲーム戦争5』の執筆にあたりましては、ソニー・コンピュータエンタテインメント様、セガ様、そして上海アリス幻樂団様にご協力頂きました。
毎度毎度、本シリーズはゲームメーカー様のご協力なくしては成り立ちません。この場をお借りして深く御礼申し上げます。

ちなみに表紙にあるのでネタばらししてしまいますが、セガにご協力頂いたのは『ぷよぷよ!!』です。
ただ、前回スパIVAE扱ったときもそうでしたが、残念ながら私は決して「ぷよぷよ」は強い方ではありません。

そこで4巻のふ〜ど氏&板橋ザンギエフ氏に続き、今回は「ぷよぷよ」のプレイヤーとして有名なくまちょむ氏にご協力頂きました。

くまちょむ氏についてはニコニコ大百科の方にプロフィールがありますので是非ご覧になってみてください。正直、フィクションでもやり過ぎじゃないかと思う戦績です。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%82%87%E3%82%80

そんなくまちょむさんに、また図々しくも「初心者でも勝てる方法ってありますかね?」って聞いたら「ありますよ!」とあっさり教えてくれました。
というわけで今回もゲームネタしかない『僕と彼女のゲーム戦争5』は来週5月10日発売です。ご期待ください。


それからもう一点、ツイッターの方でも告知しておりますが、まさかのセガ公認ハード擬人化企画『現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと』も来月発表となります。

第一話は特別編ということで『ニコニコ連載小説』の方で無料公開されることとなりました。
http://ch.nicovideo.jp/niconovel
(ちなみにニコニコ『連載小説』とありますが、私の作品についてはニコニコ連載小説での継続連載の予定はなく、二話以降は当初の発表通り電撃文庫マガジンでの連載となります。ややこしくてすいません)

こちらはログインも課金も必要無い完全無料コンテンツになるそうです。
我ながら相当無茶な企画だとは思っているのですが、電撃文庫編集部とセガからOKが出たぐらいには面白いと思いますので、来月になりましたら是非足を運んでみてください。
posted by 師走トオル at 20:39| 日記

2013年02月05日

『僕と彼女のゲーム戦争5』発売延期のお知らせ

十周年の記事を書いた次の記事がこれというのも非常に残念ですが……。

表題通りですが、すでに告知されておりました『僕と彼女のゲーム戦争5』の発売が、3月から発売延期となってしまいました。
楽しみにしてくださってる皆さまには本当に申し訳なく、私としてもまさに痛恨の極みで残念でなりません。

ただ、今回ばかりは本当に誰かのせいというわけでもないんです。
イラストの八宝備仁さんにも、担当さんも、お世話になっている各部署の皆さまにもいつも通りのお仕事をして頂いております。原稿の方もすでにあとがきまで出来ておりますし、本シリーズの名物であるゲームメーカーさんのチェックも完了しております。

しかし出版業に限らず生きていればこういうこともある、というのがまさしく今回来てしまったという他ありません。本当に今回ばかりはどうしようもなく、延期ということになってしまいました。

かえすがえす無念ですし残念ですが、続報が決まり次第すぐに公表いたしますので、何卒しばらくの猶予を頂ければ幸いです。
posted by 師走トオル at 21:53| 日記

2013年01月25日

十周年のご挨拶

2003年1月25日に『タクティカル・ジャッジメント』を出版してから、早いもので今日で丸十年となりました。
作家になる前はわりと職を転々とした時期もありまして、我ながらそう根気がある方とは思ってなかったんですが、どうにかこうにかここまでやってこれました。

お陰さまで処女作『タクティカル・ジャッジメント』もどうにかヒットしましたし、『火の国、風の国物語』シリーズもそれ以上のヒットとなりましたし、現在やっております『僕と彼女のゲーム戦争』も半年ほど前に出版いたしました4巻の発売時点で28万部(注)を突破と、大変順調に推移しております。

これもすべては各出版社様やイラストレーター様のご協力、そして何よりも読者の皆さまのご支持あってのことです。もう最近になっていよいよどこに足を向けて寝ればいいのか悩まない日がありません。
ましてや私より売れてる作家さん、私より長くこの仕事をしている作家さんなんてもう数え切れないほどおりますし、まだまだ精進の余地はいくらでもあります。

こういったことをあらめて肝に銘じ、十周年などただの節目と考え、十一年目も頑張らせて頂く所存ですので、何卒今後ともご愛顧頂ければ幸いです。

師走トオル


注:この数値は電撃文庫編集部から「公にしてもええで」と許可を頂いている数値です。
本当は4巻の帯にでも載せようかと相談してたんですが、4巻の帯には別のことを書くことになったために公開する機会をすっかり逸してしまったという余談が。
posted by 師走トオル at 20:41| 日記

2012年10月14日

サイン会から一週間

本当は一週間前に書いた記事なんですがなんとなく間を明けてこっそり更新です。

ちょうど一週間前、秋葉原で電撃文庫秋の祭典2012が行なわれ、そこで初めてのサイン会を行わせて頂きました。

なにせ作家業約十年目にして初めてのサイン会です。話には聞いていましたが自分でやってみると色々と感慨深いものがありました。

まずわりと文字がゲシュタルト崩壊を起こしますね。自分の名前すら、書いてる最中に一体どこまで書いたのか、一体何を書いているのか分からなくなることがしばしばという有様。
サインの練習というのは恥ずかしがらずにやるべきですね。頭で何も考えられなくなっても体に覚え込ませた習性があればなんとかなります。

あと、頭で書くにしろ体で書くにしろ、サインの最中にファンの方と会話する、というのはまず無理、というのが私の結論でした。人間、二つのことを同時にはできないようになってるんですね。あるいは慣れればもっとスムーズにできるのかもしれませんが。

まあとにかく、色々ポカをやってしまった覚えはあるのですが何分初めてのことでしたので笑って見過ごして頂ければ幸いです。

ちなみに、後で知ったんですがあの電撃文庫秋の祭典2012というのは実に七万人もの人が訪れたと聞きました。確かに当日の秋葉原ではそこかしこで電撃文庫の紙袋を持った方を見かけましたし、特に開催前から開催直後にかけては販売コーナーに凄まじい行列ができていたと聞いております。

そんな場でサイン会の機会を頂けたことは本当にありがたい限りです。こんな場でなんですが、今回の機会を頂けた電撃文庫編集部、現場のスタッフの皆さま、そして何よりもサイン会に足を運んで頂けた皆さまには心から感謝しております。

なお当日、秋葉原へ行こうとしてついうっかり編集部のある飯田橋に行ってしまったのは内緒です。いやもう本当に最近外出するといったら編集部ぐらいしかないものですから、電車に乗るまでまったく気付きませんでした。飯田橋と秋葉原が近かったのは非常に幸いです。
しかも本日はある方の結婚式だったのですが、よりにもよって今日もまた場所を間違えていつの間にやら編集部のある方へ向かっていたという有様。引き籠もりもほどほどにすべきですねホント…。

posted by 師走トオル at 19:41| 日記

2012年09月13日

ドラクエ10のお話と、ボス対策

今更ですがドラクエ10はシリーズ初のMMOでした。ドラクエがMMOになったということで戸惑ってる人も多いと聞きますが、他のMMOも色々やった人間から申し上げますと実によくできたMMOでした。

特に酒場で人を雇えるシステムが素晴らしいです。あれのおかげで自分のペースで狩りにいけますし、狩り場でフレンドと合流したくなったら雇っておいたサポ仲を下げるだけでOKと、本当に自由に冒険にいけるようになりました。

酒場に自分を登録して雇ってもらうのもいいですね。
一応今メインがLV50まで行きましたが、そのシステムのおかげでLV45以降はほとんどレベル上げしなかったんですよね。寝る前に酒場に預けるだけでいつの間にか50です。で、余った元気玉(30分経験値二倍になるアイテム)はサブ上げに使うという。
メンテもしょっちゅうありますが、これまでにプレイしたMMOの中では充分素晴らしい安定度でしたね。

ただしLV低いときはかなり辛いと思います。
この間、セカンドでツボ練金やろうと新キャラ作って始めたんですが、元気玉はない、サポ仲は呼べない、おまけに初期村にはもうほとんど人はいないで無茶苦茶辛かったです。これから始める人は、とりあえず元気玉が使えるようになるLV15までは色々覚悟しておいた方がいいです。

ちなみに、メイン職業は魔法使いでした。
もしこれから始める人がいたら、わりとオススメです、魔法使い。
ヒャドやメラミはラスボスだろうと有効なダメージソースになりますし(全キャラ随一といっていいぐらい)、イオ・イオラの範囲魔法はソロレベル上げで非常に有用です。

そして何と言っても最強特技、暴走魔方陣が使えます。
ドラクエ10では会心の一撃の魔法バージョンとして「呪文が暴走」して効果が上がるというのがあるんですが、暴走魔方陣を敷いた上で呪文を唱えると暴走率が20%上がるんですね。

この暴走魔法、メラやメラミでは今一つ効果が実感できませんが、ラリホーを暴走させると凄まじい効果を発揮するんですね。何せラスボスを含めた九割型のボスを眠らせられます。

おかげで、出てくるボスの九割方は、僧侶+魔法使い+壁二人の組み合わせで、

1、僧侶が壁二人にズッシード、スクルト
2、壁二人がボスの接近阻止
3、魔法使いは距離を置いて暴走魔方陣&ひたすらメラミ
4、ボスが前衛抜いて接近してきたり前衛がやられたりしたらすかさず暴走魔方陣+ラリホー
5、ボスが寝たら距離を取って暴走魔方陣敷き直し、味方再バフ&立て直し

以下ループ。
ラスボスの最終形態と天魔クァバルナを覗いたボスはこれで楽勝です。
(なお、魔法使いは中盤までは攻撃魔力アップが重要ですが、暴走魔方陣覚えてからは暴走率アップ装備がマジオススメです)

とにかくラリホーからの立て直しが非常に有効なんですね。
大抵のRPGがそうですが、このゲームでも「回復役がやられる」と全滅一直線です。
そこで壁役がボスを回復役に近づけないことが非常に重要になってきます。しかし、前衛が吹っ飛ばし攻撃を受ける、状態異常を受ける、痛恨を受ける、純粋に重さが足りなくて押し込まれる、等でどうしても回復役がボスの一撃を受けることがあるんですね。

そこから「回復役が逃げようとする→前衛が慌てて間に入ろうとする→うまく止められないor回復が遅れる→さらにダメージ蓄積して全滅」というのが一番よくあるパターン。

そこでボスが前衛抜いたりして近づいてきたら、魔法使いはとっとと暴走ラリホーをかけます。
暴走率アップ装備+魔方陣でも暴走する確率は四分の一ぐらいなので確実に寝るわけではありません。が、早詠み使ってラリホー連発すればわりと寝てくれます。寝ないときはホント寝ませんが。
うまいことラリホーが効けばPTメンバーが二人ぐらい死んでても簡単に立て直せます。(最悪、ザオ役がやられても前衛がいやし草連発すればでいけます)
この戦法でラスボスも平均レベル46ぐらいでいけました。

ちなみに、盗賊がいれば一緒に暴走魔方陣入ってメダパニ撃つのも有効です。メダパニも結構ボスの攻撃を封じてくれますし、ラリホーとメダパニは別枠でかかるのでさらに有効です。

「怪蟲アラグネ」ってエルフ大陸のボスがいます。多分ラスボス、ドワーフ大陸のボスに次ぐ三番目に強いボスといっていいと思います。

大体の人がそうだと思いますが、初めて行ったときはボロクソにやられました。特にあの重さはズッシードかけた前衛二人がかりでも止まらず、僧侶がやられてジ・エンド。

ところがあいつはラリホーもメダパニも効きます。
メダパニがかかるとわりとボスの攻撃が無効化されます。何よりあんまり特殊な行動をあんまりしなくなります。

しかも前述の通り、メダパニとラリホーは別枠なんです。ラリホー効いてる敵にメダパニ入りますし、その逆もOK。まあ殴ったときにメダパニとラリホーが一緒に解けることもありますけど。

ですんで、
1,前衛がアラグネブロック、僧侶がズッシード、魔法使いは暴走魔方陣
2,盗賊は魔方陣入ってひたすらメダパニ連発、魔法使いはメラミ連発
3,アラグネが魔方陣まで接近、もしくは全体攻撃されたら即ラリホー
4,アラグネが寝たら離れたところに魔方陣再設置、態勢立て直し

以下繰り返し。これで平均LV40ぐらいのPTでもまったく苦戦することなくいけました。MPは腐るほど使いますが。

ポイントは暴走魔方陣に盗賊も入ること、メダパニかけてボスの手数を減らすこと、ラリホーで立て直すこと、この三点ですね。これだけできれば前衛は戦士だろうと武道家だろうとOK。

ラスボスも大体これでいけました。最終段階だけは暴走ラリホーきかないみたいなんでゴリ押しでしたが、逆に言えば第三段階までは暴走ラリホーからの立て直しで非常に楽になります。

回復役(僧侶or旅芸)二人+魔法使いは必須でしたが、残り一人はLV45前後あればわりとどの職業でもわりと活躍できるのは結構素晴らしいゲームバランスでした。

僧侶は天使の守り必須と言われてますが、別になくてももう一人ザオ役と事故対策用として世界樹の葉を各員一、二枚持っていれば充分いけます。

斧戦士なら魔神斬りでダメージソースになれますし、ゆうかん振り戦士なら体当たりでラスボスの攻撃を止めるのも有効。

盗賊なら暴走魔方陣借りてメダパニ、ボミエも結構効きます。素早さをいかして味方に魔法の聖水使いまくるという役目もわりと重要ですね。

じゃあ武闘家は? というと実は会心率上げて氷結らんげきとかすると相当ダメージソースになるんですよね。ラスボスの最終段階も、武闘家がタゲられたときに天地の構えすると全キャラ随一の盾っぷりを示してくれます。
チームの都合でラスボスとは五回ほど戦いましたが、こんな感じで五回全部倒せました。

ちなみに、ラスボスの豆知識。

ラスボスとなれば当然その後は感動のエンディングというお約束ですが、一回目はともかく、チームメンバーの手伝い等のために三回目四回目となるとさすがにスキップしたくなると思います。

また、五、六人ぐらいのチームでローテーション組んでラスボスを倒そうという話になると、先にラスボスを倒したチームがエンディング後雪山に強制的に帰還してしまうので非常に面倒です。

そこでボスを倒してムービーが始まったときにWiiの電源を落とすと、エンディングをスキップし、かつ雪山ではなくラスボス前の門のところから再開できますんで、他のメンバーとの合流も簡単です。(戦績の倒した数もちゃんと増えます)

いやー、書いた書いた。こんなところでしょうか。
深い意味はありません。ですが結構やり込みましたし、せっかくなの書きました。ほとんど趣味です。


なお、『僕と彼女のゲーム戦争4』は絶賛発売中です。
GameWar04-2.jpg
http://www.amazon.co.jp/dp/4048868896
(ありがたいやら申し訳ないやらですが、現在品切れになっております・・・)

そうです、この記事は宣伝の一環なのです・・・ということにすれば色々と言い訳になると信じてます。
posted by 師走トオル at 16:54| 日記

2012年09月10日

『僕と彼女のゲーム戦争4』の誤表記について

僕と彼女のゲーム戦争4が無事発売の運びとなりました。
楽しんで頂けましたら作者としてありがたい限りです。

ところで大変恐縮なのですが、一点だけ訂正がありまして。

4巻の323ページに今回ご協力頂いたふ〜どさんと板橋ザンギエフさんの主な戦績が掲載されておりますが、ここでIVとIIIの字が文字化けするという大ポカをやってしまいました。

『格闘新世紀(企)』→『格闘新世紀III』
『スーパーストリートファイター(協)』→『スーパーストリートファイターIV』

こちらが正しい表記となります。大変失礼いたしました・・・。
posted by 師走トオル at 20:58| 日記