最近ツイッターばかりでブログではすっかりご無沙汰しております・・・。
来週2月15日に新規レーベル『ノベルゼロ』が創刊となり、私も新シリーズを始めさせて頂くこととなりました。
タイトルは『無法の弁護人 法廷のペテン師』。表紙イラストは、最近もうゲームやアニメなどで多彩なご活躍されておりますtoi8さんです。
理想に燃える新人弁護士と、三十路半ばのベテラン弁護士が、無実の罪を着せられた依頼人のためにあらゆる手を尽くすというストーリーとなっております。
正直自分の本を紹介するというのは結構難しいんですが(作者が考えてるウリと読者さんの好みが一致するとは限りませんし)、幸いなことにダ・ヴィンチさんが特集ページを作ってくださいました。よろしければこちらもご覧ください。
熱き男の生き様を描くエンタメ小説レーベル創刊! その名は「NOVEL 0/ノベルゼロ」
ちなみに、ノベルゼロ公式サイトはこちらです。
http://novel-zero.com/
藤原啓治さんのかっこいいナレーション入りPVは相当気合い入っております。来週2月15日は、機会がありましたら是非本屋にお立ち寄りください。
さて、宣伝ばかりではなんなので、ついでにブログでしか言えない『無法の弁護人』製作裏話でも。
『僕と彼女のゲーム戦争』も次で完結となり、さあ次回作はどうしよう、よしまた裁判モノをやろう・・・と考えたのはいいんですが、そうなると当然まず主人公をどうするかという話になります。
私事で恐縮ですが、裁判モノの主人公としてまず思い浮かぶキャラが一人いました。デビュー作『タクティカル・ジャッジメント』の山鹿善行です。勝利のためには手段を選ばないという大変あこぎな弁護士でした。ああいう破天荒なキャラは書いてて楽しいんですよね、本当に。
ただ昔書いたのと同じキャラを持ってきても仕方ありません。そこでもう一人自分で作った弁護士キャラを引っ張り出しました。
『ダブルクロスリプレイ ジェネシス』で演じさせて頂いた神月正義です。弁護士のくせに「悪人を見つけたら自分で有罪判決を下す」とかそんなキャラでした。リプレイをご覧になった方はお気付きかもしれませんが、結構ノリノリで演じてたかなり愛着のあるキャラだったんですよね。
というわけで山鹿善行と神月正義という二人のキャラを掛け合わすところから始まったのが、『無法の弁護人』でした。さすがにレネゲイドウイルスがないのでソラリス的な能力はあんまりありませんけど。
とはいえそんなキャラ一人が主人公では物語が成り立ちません。(いやマジです。初期の悪戦苦闘だけで多分1年ぐらいかかりました)
そこでもう少し常識的な相棒役の新人弁護士を登場させ、二人組主人公という形で書いたところ、ようやく物語として成り立ったという経緯がありまして。
ようするに、本作は『タクティカル・ジャッジメント』や『ダブルクロスリプレイ ジェネシス』がお好きだった方にはきっと楽しんでいただけると思います(これが言いたかった!)。
というわけで「無実の依頼人のため」という大義名分の下でなんでもするベテラン弁護士と、それに付き合わされる新人弁護士の活躍に、どうぞご期待いただければ幸いです。
2016年02月08日
2月15日、ノベルゼロから『無法の弁護人』出ます
posted by 師走トオル at 16:04| 日記