2003年1月25日に『タクティカル・ジャッジメント』を出版してから、早いもので今日で丸十年となりました。
作家になる前はわりと職を転々とした時期もありまして、我ながらそう根気がある方とは思ってなかったんですが、どうにかこうにかここまでやってこれました。
お陰さまで処女作『タクティカル・ジャッジメント』もどうにかヒットしましたし、『火の国、風の国物語』シリーズもそれ以上のヒットとなりましたし、現在やっております『僕と彼女のゲーム戦争』も半年ほど前に出版いたしました4巻の発売時点で28万部(注)を突破と、大変順調に推移しております。
これもすべては各出版社様やイラストレーター様のご協力、そして何よりも読者の皆さまのご支持あってのことです。もう最近になっていよいよどこに足を向けて寝ればいいのか悩まない日がありません。
ましてや私より売れてる作家さん、私より長くこの仕事をしている作家さんなんてもう数え切れないほどおりますし、まだまだ精進の余地はいくらでもあります。
こういったことをあらめて肝に銘じ、十周年などただの節目と考え、十一年目も頑張らせて頂く所存ですので、何卒今後ともご愛顧頂ければ幸いです。
師走トオル
注:この数値は電撃文庫編集部から「公にしてもええで」と許可を頂いている数値です。
本当は4巻の帯にでも載せようかと相談してたんですが、4巻の帯には別のことを書くことになったために公開する機会をすっかり逸してしまったという余談が。