2016年06月08日

『無法の弁護人2』とカクヨム参加のお話

 最近、オーバーウォッチが楽しいです。(近況報告)

 一見すると普通のFPSなんですが、キャラクターごとの特徴が非常に多彩で、FPSにありがちな「エイム下手だと勝てない」というようなことがありません。アタッカー、タンク、ヒーラーやサポート。キャラを変えるだけでゲーム性がガラリと代わり、なかなか飽きが来ません。

 すでに開発し尽くされたと言われているジャンルをこうも万人向けに仕上げるとは、さすが『1000万本売れないゲームは出さない』ことで有名なブリザードですね。

 さて、ところで来週6月15日に『無法の弁護人2 正しい警察との最低な戦い方』が発売されます。
 表紙はこんな感じです。toi8先生の描く阿武隈は本当に素晴らしいですね。
muhou02.jpg

 ところで実は一点謝罪しなければならないことがあります。大変申し訳ありません、実は一巻のあとがきで『無法の弁護人2巻は5月発売予定』と書いてしまったのですが、諸処の事情もあり一月伸びてしまいました……。いやもう本当に些細な理由だったんですが。

 ですがその分、内容の方はご期待ください。(毎回こんなこと言ってる気もしますが)
 特に今回は「犯行を認め、さらに防犯カメラに犯行の一部始終が録画されている被告人」を阿武隈たちが弁護するというあらすじになっております。神奈川県警を相手に、一巻よりもさらに悪辣な手段で対抗する二人の弁護士にどうぞご期待ください。

 さて、今回はもう一件告知があります。
 小説投稿サイト『カクヨム』でこの6月から『エッセイ・実話・実用作品コンテスト』が始まりまして、私も参加しております。

 タイトルは『知らないだけで50万損するフリーランス向けお金の話』。
(※ うさん臭いとよく言われます。いやでも今回に限っては、看板に偽りありませんよ!?)

こちらから見られます。ログインもなにも要りませんし携帯でもOKです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881150182

 フリーランス。すなわちどこにも属さない自営業者。個人事業主。
 作家、ライター、漫画家、最近ではブロガー、ユーチューバー、プロゲーマーもそうだったりします。
 こういった方限定の話ですが、ご存じでしょうか。日本という国は、

『帳簿をしっかりつけて、収入と支出を正しく申告して、将来に備えての積立とかをしてるなら、税金とか色々安くしてあげるよ』

 というシステムになっていることを。
 具体的な事例を挙げますと、こんな感じ。

・大前提として、確定申告をしないと20万ぐらい損することがあります。
・青色申告特別控除をもらえれば、毎年16万円節税できます。
・個人事業主向け退職金制度に加入すれば、40万の積み立てで15%以上の利益が付きます。
・国民健康保険から文芸美術健康保険に加入することで、30万以上安くできる場合があります。

 他にも平均課税、ふるさと納税、保険料控除などの制度利用で受けられる利益は決して小さくありません。
 もちろん家族状況、年齢、収入などにもよります。ですが青色申告特別控除で16万節税できるなんて話は大体の人に当てはまります。退職金制度や国保の切り替えも同様で、かなりの人が節税に繋がります。

 私のデビュー当初、この手の話は全然知らず、数年間で100万とか200万ぐらい余計に税金を納めてました。そういう経験もあり、こういったことを一度どこかでまとめておきたい、多くの方に知ってもらいたいと思い、投稿した次第です。あ、いや、コンテストの賞金20万も欲しいですけどね!? PSVR出ますし!

 まえがきにも書いてますが、今やいつ誰がフリーランスの立場になるか分かりません。そして国の制度には結構便利なものが多いですが、制度自体のことを知らない場合にはまったく意味をなさない上に、知ることができる機会というのはそう多くありません。

 というわけで、あなたがフリーランスになる前であっても後であっても、もしお時間があれば是非少しだけでも見ていってみませんか? なにしろ働かなくてもお金もらえるような話ですよ!?
(注:厳密には『同じ収入であっても節税分だけより貯金が増える』と言うべきかもしれませんが)
posted by 師走トオル at 17:42| 新刊のご案内

2016年02月13日

『無法の弁護人』購入特典のご紹介

ノベルゼロ創刊&『無法の弁護人』発売まであと二日となりました。
創刊ということで色々購入特典を付けて頂きました、ありがたいことです。
もしご興味がありましたら参考にしていただければ幸いです。

なお、なにせ特典物ですので在庫が無くなった場合等はご容赦ください。

Amazon様
ノベルゼロオリジナルポストカード付限定版
http://amazon.co.jp/o/ASIN/B01AXOUX2C/

ゲーマーズ様
http://www.anibro.jp/fair/37484/
>期間中、NOVEL 0 2月刊タイトル(全6商品)を3冊ご購入ごとに1冊、
>書き下ろし小冊子(全1種)をプレゼント!

紀伊國屋書店様
https://www.kinokuniya.co.jp/c/20160212162650.html
>紀伊國屋書店の店頭・ウェブストアで対象商品をご購入の方に、
>ポスター画集(電子版)を もれなくプレゼントします。

WonderGOO様
https://twitter.com/NOVEL0_Official/status/698115850054737920
>2月刊6タイトルのカバーイラストを使用したポストカード

メロンブックス様
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=153613
>メロンブックス限定 書き下ろし「あとがきのあとがき」しおり付き!
posted by 師走トオル at 17:50| 日記

2016年02月08日

2月15日、ノベルゼロから『無法の弁護人』出ます

最近ツイッターばかりでブログではすっかりご無沙汰しております・・・。

来週2月15日に新規レーベル『ノベルゼロ』が創刊となり、私も新シリーズを始めさせて頂くこととなりました。
タイトルは『無法の弁護人 法廷のペテン師』。表紙イラストは、最近もうゲームやアニメなどで多彩なご活躍されておりますtoi8さんです。

理想に燃える新人弁護士と、三十路半ばのベテラン弁護士が、無実の罪を着せられた依頼人のためにあらゆる手を尽くすというストーリーとなっております。
正直自分の本を紹介するというのは結構難しいんですが(作者が考えてるウリと読者さんの好みが一致するとは限りませんし)、幸いなことにダ・ヴィンチさんが特集ページを作ってくださいました。よろしければこちらもご覧ください。

熱き男の生き様を描くエンタメ小説レーベル創刊! その名は「NOVEL 0/ノベルゼロ」


ちなみに、ノベルゼロ公式サイトはこちらです。
http://novel-zero.com/
藤原啓治さんのかっこいいナレーション入りPVは相当気合い入っております。来週2月15日は、機会がありましたら是非本屋にお立ち寄りください。




さて、宣伝ばかりではなんなので、ついでにブログでしか言えない『無法の弁護人』製作裏話でも。

『僕と彼女のゲーム戦争』も次で完結となり、さあ次回作はどうしよう、よしまた裁判モノをやろう・・・と考えたのはいいんですが、そうなると当然まず主人公をどうするかという話になります。

私事で恐縮ですが、裁判モノの主人公としてまず思い浮かぶキャラが一人いました。デビュー作『タクティカル・ジャッジメント』の山鹿善行です。勝利のためには手段を選ばないという大変あこぎな弁護士でした。ああいう破天荒なキャラは書いてて楽しいんですよね、本当に。

ただ昔書いたのと同じキャラを持ってきても仕方ありません。そこでもう一人自分で作った弁護士キャラを引っ張り出しました。
『ダブルクロスリプレイ ジェネシス』で演じさせて頂いた神月正義です。弁護士のくせに「悪人を見つけたら自分で有罪判決を下す」とかそんなキャラでした。リプレイをご覧になった方はお気付きかもしれませんが、結構ノリノリで演じてたかなり愛着のあるキャラだったんですよね。

というわけで山鹿善行と神月正義という二人のキャラを掛け合わすところから始まったのが、『無法の弁護人』でした。さすがにレネゲイドウイルスがないのでソラリス的な能力はあんまりありませんけど。

とはいえそんなキャラ一人が主人公では物語が成り立ちません。(いやマジです。初期の悪戦苦闘だけで多分1年ぐらいかかりました)
そこでもう少し常識的な相棒役の新人弁護士を登場させ、二人組主人公という形で書いたところ、ようやく物語として成り立ったという経緯がありまして。

ようするに、本作は『タクティカル・ジャッジメント』や『ダブルクロスリプレイ ジェネシス』がお好きだった方にはきっと楽しんでいただけると思います(これが言いたかった!)。
というわけで「無実の依頼人のため」という大義名分の下でなんでもするベテラン弁護士と、それに付き合わされる新人弁護士の活躍に、どうぞご期待いただければ幸いです。
posted by 師走トオル at 16:04| 日記

2015年10月03日

『僕と彼女のゲーム戦争』第9巻と、サイン会のお話

『僕と彼女のゲーム戦争』第9巻の発売日が来週に迫りました。
表紙はこんな感じとなっております。
gamewar09.jpg
いやもうこの表紙に限らず八宝備仁さん気合い入りまくりです。
そんな美麗なイラストの数々がたった550円であなたのものになるんですから買わなきゃ損ですよマジで!

あ、もちろん内容の方もがんばってますので念のため。
今回は三本のゲームが登場します。
「クリックミスで大戦争」といったニュースが度々世界を賑わした歴史あるSFゲーム『EVE Online』。
今やっても普通に面白かったファミコンの名作『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会 〜オールスタースペシャル〜』。
そしてモンスターになってハンターを狩る快感を教えてくれた『Evolve』です。
ゲームの上級者になるべく七転び八起きする岸嶺君にどうぞご注目ください。

それからあとがきの方では新シリーズについてもちょこっと触れています。もうすぐ正式に公開できるんですが、度々お伝えしております弁護士が主人公の法廷モノ、原稿もほぼ完成し、発売時期もほぼ決まりました。今後はこちらもご注目いただければ幸いです。

そして明日は『電撃文庫秋の祭典2015』ですね。
今年も八宝備仁さんと一緒にサイン会をやらせて頂くことになりました。人前に出るのは何年やってもなかなか慣れないんですが、精一杯やらせていただきます。もし会場にお越しになられる方は、他のイベントも含めてどうぞ気楽に楽しんでいってください。

特にサイン会というのは書き手側がサービスさせていただく場だと思っています。撮影禁止とか最低限のお願いごとはありますが、それさえ守っていただければ本当にできる限りのことはさせて頂きます。たとえ開始時刻に間に合わなかった、とかでも会場の使用時間が許す限り対応させていただきますので!
posted by 師走トオル at 17:28| 日記

2015年05月03日

『僕と彼女のゲーム戦争』最新巻発売のお知らせ

『僕と彼女のゲーム戦争』最新8巻の発売日が5月9日と迫ってまいりました。
アマゾンなどでもすでに取り扱いが始まっているようでして、毎度の言い回しで恐縮ですが、機会があればお手に取っていただければ幸いです。

表紙はこんな感じです。
game08.jpg
ちなみに今回作中で登場するゲームは、電撃FCこと『電撃文庫FIGHTING CLIMAX』、そしてこの表紙をご覧になってお気付きの方もおられると思いますが、LoLこと『League of Legends』の二本です。

LoLというゲームは現時点では全世界でもっとも流行ってると言い切ってもおかしくないゲームです。そのLoLで初心者の主人公たちがどう学びどう戦っていくのか、ご注目いただければ幸いです。

なお、電撃FC扱うに当たりましてはプロ格闘ゲーマーの板橋ザンギエフさんに、LoLにつきましてはプロチーム『DetonatioN FocusMe』所属のCerosさんにご指導・ご監修いただきのました。この場をお借りして御礼申し上げます。


ちなみに、余談ですが。

LoLでは世界規模で多くのプロプレイヤーが活躍していることで有名ですが、今年になって日本でも前述したプロチーム『DetonatioN FocusMe』が本格的に活動を開始したことも話題になりました。同チーム所属メンバーは専用のゲーミングハウスを与えられ、寝食を共にしつつLoLの練習に励むという日々を送っています。

彼らは日本のLoL公式大会LJLでも見事優勝を飾り、先日トルコで行われたLoLの世界大会にも出場しました。
残念ながら同大会での成績は一勝六敗と決してよかったとは言えません

ただLoLというのは日本での正式展開がまだ、つまり日本専用サーバーがないんですね。日本のLoLユーザーはほとんどが北アメリカサーバーなどでプレイしてるのですが、当然ながらPing、つまり通信速度がよくありません。格ゲーで言えば常に日本人だけ数十フレームの遅延があるような状態です。

世界大会に出れば、当然遅延はなくなりますが、逆にいきなりゲーム速度があがったかのような環境でのプレイを強いられることになります。特にLoLは一秒がすべてを決めるゲームですので、この環境の激変は相当なハンデだったことでしょう。

日本チームはその対策のため、わざわざアメリカへ飛んで遅延のない環境での練習を重ねてきたそうです。ですが十日足らずの練習期間でその環境に慣れるのは至難だったでしょう。

おまけに初の世界大会です。
どんなスポーツであっても初めて世界大会に出場して優勝した、なんて話はそうはありません。それどころかよく一勝をもぎとってくれたものだと個人的には思います。なにせ日本サーバーがない日本のチームであっても、勝てることをまずは証明してくれたわけですから。


そんなわけで。
日本のeスポーツはなにもかもが発展途上です。それでもこうしてゲーマーにプロという道が開きつつあるわけですし、今しばらくは日本全体のeスポーツの成長を見守ってみるというのはいかがでしょうか。
posted by 師走トオル at 18:33| 日記

2014年09月07日

『僕と彼女のゲーム戦争7』発売まであと3日

毎度お世話になっております。

『僕と彼女のゲーム戦争7』発売まであと3日となりました。短編集を挟んでしまった関係もあり、前巻から時間が空いてしまい大変申し訳ありません。
著者見本も届きまして、今回の表紙はこのようになっております。
gamewar07.jpg

なお、今回はエレクトロニック・アーツ株式会社様にご協力いただきました。
そうです、登場するゲームは『バトルフィールド4』ことBF4です。

個人的にはプレイ動画を作ってしまうぐらい思い入れのあるゲームだったので、是非作品内で登場させたかったのですが、どうにか夢が叶いました。熱意をもって交渉してくださった担当様、企画にご理解くださったエレクトロニック・アーツ株式会社様には心より感謝申し上げます。

また、BFシリーズと言えばこの人、ということで今回はニコニコ動画でご活躍中のDustelBox様にもご協力・およびご監修をお願いしました。
FPS、というか対戦ゲームでは知識として知っておくだけでも強くなれるテクニックが多くあります。もしご興味がありましたら是非ご一読ください。
posted by 師走トオル at 20:15| 日記

2014年09月05日

海外のゲーム開発者が次世代機でのゲーム開発に意欲的。では日本は?

『僕と彼女のゲーム戦争』最新刊7巻発売まであと一週間を切りました。
が、すいません、今回は完全に別の話題です。

先週、「海外のゲーム開発者が次世代機でのゲーム開発に意欲的」というニュースが流れました。

こちらのサイトによると、
http://ameblo.jp/seek202/entry-11917361593.html
『AppleのiPhone/iPadはゲーム開発者に最も人気のあるハードであり、開発者の72〜73%がこれらのiOSプラットフォーム向けのタイトルを開発している。
しかしそれにもかかわらず、PS4とXbox Oneは多くの開発者の関心をひきつけている』そうです。

こういうニュースが流れると、「じゃあ海外はともかく、日本はどうなの?」ということになるわけですが。

実は日本も捨てたものじゃありません。電撃プレイステーションvol571のコラムで書いたんですが、インディーズゲームへの取り組みについてSCE本社へと取材へ行ったところ、次のようなお話をうかがうことができました。

『日本の同人・インディーズゲームクリエイターの中にはチャレンジ精神を持った方も多く、最終的にはPS4やPSVitaなどのコンシューマハードでゲームを出してみたいという方がかなり多い』

そしてSCEも開発機材の融通、技術・販売面でのアドバイスといった形で、それを支援していく態勢に入っているんだそうです。
実際、先日の『SCEJA Press Conference 2014』でも、多くのインディーズゲームの発売が発表されてましたね。

せっかく取材させていただいた記事ですし、日本のゲーマーにとってもに悪い話ではないということで電撃プレイステーション編集部に相談したところ、この記事を公開していいという許可をいただきました。

もし興味がありましたらご覧ください。字が少々小さくて恐縮ですが・・・。
http://december-hp.sakura.ne.jp/sblo_files/december/image/dengeki_vol571col.pngdengeki_vol571col.png
posted by 師走トオル at 17:09| 日記

2014年08月25日

『僕と彼女のゲーム戦争』最新7巻来月発売。それと『ハイスコアガール』の件に関連して。

毎度お待たせしてしまい、恐縮です・・・。
『僕と彼女のゲーム戦争』最新7巻がいよいよ来月の9月10日発売となります。
(まだ見本誌ができていないのですが八宝備仁さんの表紙はこちらからご覧いただけます)
http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866866-8/

一度短編集『ゲーマーたちの日常』を挟んでしまったこともありますが、前巻6巻から結構時間が空いてしまいました。本当にお待たせしてしまって申し訳ありません。
ですが時間をかけた分、内容の方は充実したんじゃなかろうかと思いますので、9月10日の発売日をお待ちいただければ幸いです。

ついでに・・というとなんですが、『電撃文庫秋の祭典』で今年もサイン会もやらせていただくことになりました。
もちろん参加費は無料、色紙もこちらで用意させていただきますので、ご興味がありましたら是非こちらからご応募ください。なお、応募は9月1日正午までだそうです。
http://db2014fes.dengeki.com/sign/index.html


ところで『ハイスコアガール』の件に関連して『僕と彼女のゲーム戦争』の方は大丈夫かという声をよくいただくようになりました。

まず申し上げますと、私も遊園地でダライアスの筐体に驚かされ、スト2、初代餓狼伝説とハマってきた世代です。そりゃもう『ハイスコアガール』なんてドストライクですよ。
同じ実在のゲームを扱う作品であるという以上に、あのような形で回収・休載になってしまったことは、一読者として非常に残念なりません。5巻なんてものすごいところで終わってますからね。あの三連勝負どうなるんですか一体。

著作権の扱いというのは非常に難しく、『僕と彼女のゲーム戦争』も似たような問題が絶対に起こらないとは言い切れません。ただ、一応こちらのシリーズは企画段階から『全方位土下座』を合い言葉とし、

1,電撃レーベルの各ゲーム雑誌編集部にゲームメーカーさんとの仲介をお願いし、
2,電撃文庫編集部の担当様が先方の会社に出向いて企画概要を説明して許諾を頂き、
3,最後は必ずゲームメーカーさんに原稿チェックをお願いする

という過程を経ていることもありまして、幸いなことに現在のところゲームメーカーさんと揉めたことはありません。著作権に対するスタイルは各社様々であることをわきまえ、これからもそのすべてを尊重してシリーズを続けていきたいと思っております。

ちなみに、たとえば私もご協力いただいたゲームメーカーさんに、何かきっかけがあればちょいちょい聞くんですよね。
「もし『僕と彼女のゲーム戦争』をアニメ化するとしたら、なにか懸念とかありますかね? げへへへへ」と。

するともちろんリップサービス的な意味も多分に含んでいるに違いありませんが、少なくとも「うちのゲームをアニメに出すのはダメ!」という返事をいただいたことは一度もないんですよね。
中にはいよいよリップサービス気味ですが「うちのゲーム出るときはスポンサーになってもいいですよ」と言ってくださるゲームメーカーさんもあったのは事実です。

『ハイスコアガール』では残念ながら二社の間で問題が生じてしまいましたが、たとえばゲーマー層とアニメ視聴者層は重なる部分が非常に多いというのは周知の事実ですし、ゲームメーカーさんの中にもアニメに興味を持ってるところが少なくないことも間違いありません。

なので、『ハイスコアガール』のアニメについても、なんらかの解決方法があることを心よりお祈りしております。
もちろん下心はありまして、『ハイスコアガール』が成功した暁には、是非『僕と彼女のゲーム戦争』もいかがでしょうか!・・・と続けたい次第です、はい。
posted by 師走トオル at 18:30| 新刊のご案内

2014年06月09日

『現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと2』明日発売!

明日6月10日は電撃文庫新刊の発売日です。
『現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと2』も発売されますので是非ともよろしくお願いいたします。
sega2.jpg

今回はついにメガドライブ姉妹が登場します。
そしてメガドライブ姉妹ということはアレです、当然スーパー32Xも登場します。もうこの企画のお話を頂いたときから書きたかったスーパー32Xとセガサターンの因縁の対決にご期待ください。

なお、今回も執筆にあたっては中裕司氏や、バーチャファイターVの世界チャンピオンでもあるプロゲーマーの板橋ザンギエフさんなど、たくさんのセガ関係者の方々にご協力いただきました。この場を借りまして、厚く御礼申し上げます。

ちなみに、あっちこっちで取材したセガについてのネタはまだけっこう余っておりまして、そちらの方は電撃PlayStationで隔号連載中の『名前のないゲームコラム』にでもちょいちょい載せていこうと思っております。もし興味がありましたら是非ご注目ください。


posted by 師走トオル at 19:19| 新刊のご案内

2014年04月08日

ゲームのプレイ動画について弁護士の方に聞きました

ニコニコ動画にアップしたこちらの動画、

【BF4】Battlefield4にありがちなこと』がいつの間にやら15万再生を達成しておりました。見て頂いてありがとうございます・・・というのも妙な気がしますが、楽しんでいただけましたら幸いです。

それでせっかくの15万なわけですから、この機会になんかやれないかと関係部署に相談したところ、以前電撃PlayStationに載せたゲームのプレイ動画についてのコラムを転載していいという話になりまして。

・ゲームのプレイ動画が法的にどういう扱いになるのか
・プレイ動画が二次的著作物と認められるのか

といったことを、東京弁護士会の小沢弁護士に相談した内容となっております。
GeforceのShadowPlay機能や、PS4のシェアボタンもあって、プレイ動画は一層身近なものになってまいりました。もし興味がありましたらご覧ください。



 ゲームの大公開時代 前編
(電撃PlayStation559号に掲載されたものを、一部修正して掲載しております)

 ニコニコ動画では最近すっかりゲームの『プレイ動画』というカテゴリが定着しました。このカテゴリの動画がデイリーランキングで一位になることも珍しくありませんし、ゲームメーカー側からも公式にプレイ動画の配信をOKとするところも出てきました。

 個人的にもゲームの神プレイ動画などを見るのは結構好きですし、自分でゲームをしていても「今のプレイ、誰かに見てもらいたい」などと思うことは多々あります。しかし、「じゃあ自分も何か配信してみよう」とは考えもしませんでした。プレイを録画する機材もそろえなければなりませんし、録画した動画を編集するソフトウェアも用意しなければなりません。そこまで労力をかける気力はとてもありませんでした。

 ところが、昨年十月ごろのことです。多くのゲーミングPCに搭載されているグラフィックボード『GeForce』シリーズの一部に『ShadowPlay』という機能が追加されました。これはようするにパソコン用ゲームの動画を極めて簡単、かつ低負荷で録画できる機能です。私も使ってみましたが、バトルフィールド4のような高いスペックが必要なパソコンゲームでさえまったく問題なく録画が可能でした。

 また、最近ではパソコンにも動画編集ソフトが標準で付いているんですね。たとえばWindowsなら『ムービーメーカー』が標準で搭載、ないし無料ダウンロードが可能となってました。

 そろえるのが面倒だった録画機材も動画編集ソフトも、いつの間にか手元にあったわけです。こうなるとせっかくだからということで、私もバトルフィールド4のプレイ中に起きたNGシーンを『ShadowPlay』で録画して『ムービーメーカー』で編集し、BGMを付けてニコニコ動画にアップするということをやってみました。『【BF4】Battlefield4にありがちなこと』という四分ほどの動画です。何せ動画については素人なので見てくださいとは言えませんが、まあ素人が金をかけなくてもここまでできるということで、もしお時間でもありましたらニコニコ動画で『BF4 ありがちなこと』と検索してみてください。

 やってみて分かりましたが、このレベルの動画だと作るのは恐ろしく簡単です。もっとも、GeFoce搭載のパソコンとなると持ってる人は限られるかもしれませんが、『ShadowPlay』に類似した機能が搭載されるパソコンは今後増えていくでしょうし、なによPS4にもシェアボタンが搭載され、ゲーム動画の録画・配信が手軽にできるようなりました。

 とはいえゲームのプレイ動画配信というのはまだ法律的に未整備な部分があります。『PS4のシェアボタン機能によるプレイ動画の配信』についてはメーカー的に許諾されることになるとも聞きますが、なにしろ発売前なので電プレの情報待ちというのが個人的な現状です。

 そこでPS4についてはともかく、現時点でプレイ動画をアップするにあたってはどのような法的な注意が必要になるのかを、東京弁護士会所属の小沢一仁弁護士に色々相談してみました。(なお、以下の執筆内容については、小沢弁護士に監修してもらっております)

 まず大前提として、ニコニコ動画でよく見かける実況プレイ・NGプレイ集・ゆっくり実況のような動画を配信すると、ゲームメーカー側の許諾がない限り著作権を侵害するということになります。ただしこれはそう身構えるような話ではなく、逆に言えばゲームメーカーの提示した許諾条件さえしっかり守っていればまず問題になることはないそうです。特に最近は公式サイトなどで許諾条件が公開されていることも多くなっていますので、事前に確認さえすれば著作権を侵害してしまうといったリスクはほぼ回避することができると思います(前述した私がアップした動画についても、もちろん確認を取ってます)。また、ゲームメーカー側の許諾だけではなく、当然ながらニコニコ動画やyoutubeなど、動画サイト側の規約についても遵守しなければなりません。

 それから特に『オンラインゲームのプレイ動画』をアップする際に問題となりがちなのが、画面に入ってしまう他プレイヤーのキャラクターです。たとえばFF14にしろモンハンにしろ、他プレイヤーが動画に入ってしまうことは避けられません。

 そうなると肖像権という問題がまず思い浮かぶのですが、肖像権は一般的に個人のプライバシー権の一部と位置づけられており、『個人の意思に反してその姿を撮影』したり、『撮影したものを公表されない』権利であると言われています。つまり肖像権は、人について生じる権利であるため、人ではないゲームキャラクターには肖像権がないという結論になるそうです。したがって、他人のゲームキャラクターが画面に入っている動画を投稿しても、肖像権侵害の問題になることは考えにくいそうです。

 しかしながら法律的にはさておき、『私のキャラを無断で出さないでください!』という個人間の紛争が生じる危険は常にあります。このようなリスクを避けるために、たとえばFF14なら他人のキャラ名を出さない設定にするとか、モンハンなら『動画を録画していいですか?』などと事前に聞いておくなど、できる限りの対応はとっておくに越したことはありません。

 それから、自分が制作したプレイ動画が法律的にどういう扱いを受けるか、いわゆる『二次的著作権』がプレイ動画に認められるか否か。認められるとして、プレイ動画の作成者に著作権法上どのような権利が認められるかについても知っておいて損はないと思うのですが、すいません、唐突ですが行数がなくなりました。続きは次号に。
 なお、次回のコラムについても小沢弁護士に監修をしていただく予定です。



  ゲームの大公開時代 後編
  二次的著作物について
(電撃PlayStation561号に掲載されたものを、一部修正して掲載しております)

 前回に引き続き、ゲームのプレイ動画についての法律的なお話です。
 まずプレイ動画や同人誌などは、内容によっては著作権法上の『二次的著作物』というものに該当し得るのだそうですが、これに関連して覚えておくと便利なのが、『二次的著作物についての著作権』です。

 たとえば以前、『自分の作った同人誌が無断でインターネット上にアップされたので削除を要請したが“同人誌に著作権はない”という理由で拒否された』という事件が話題になったことがありました。

 これが法律的にはどうなるかというと、同人誌が『二次的著作物』に該当するとすれば、作者は当該の同人誌について著作権を有することになりますので、同人誌がアップロードされたサイトの管理者等にデータの削除を求めたり、無断でアップロードをした人に対して損害賠償を請求することも可能だそうです。

 ただし『二次的著作物』と認められるかについては厳密な基準があり、『既存の著作物の修正損減に創作性が認められるが、原著作物の表現形式の本質的な特徴が失われるに至っていない』ことが必要なんだそうです。ようするに原著作物の丸写しとかはダメで、原著作物の表現の本質的な部分を失わずに、かつ独自の創作性を加えたものでなければダメだそうです。この基準は結構厳しいそうでして、『二次的著作物』と認められる範囲は、実際にはかなり狭いそうです。(最終的には裁判所が判断することになるそうですが)

 以上のことはゲームのプレイ動画についても当てはまりますので、自分がアップしたプレイ動画が第三者によって無断転載・無断使用などされた場合には、著作権法に基づき使用差し止めなどの訴えを起こすことは可能だそうです。ただし、その場合には前述通り『二次的著作物である』と裁判所が認定してくれなければなりません。特にプレイ動画はゲーム製作者が作成したキャラクターの動きがプログラムによって再現されるものですので、単に一連のゲームプレイを動画にしただけでは『二次的著作物』と評価される可能性は低いそうです。それでも、プレイ動画に動画作成者独自の工夫が凝らされており、創作性が認められるような場合には、『二次的著作物』と評価される余地は充分あるそうです。裁判所の判断次第ではありますが、たとえば実況者の声が入っているような『実況プレイ動画』なら、『二次的著作物』と認定してくれる可能性はあるそうです。

 ただし、この際には大前提としてゲームメーカー側が提示している許諾条件を厳守している必要があります。というのも『二次的著作物の作成は、基本的には原著作物の著作権の侵害を伴うものなので、事前に原著作権者から利用許諾を得ておく必要がある』からだそうでして。

 さて、法律的な話になるといかんせん堅苦しくなっていけません。今回弁護士の方に取材してあらためて分かりましたが、プレイ動画というものが基本的にはゲームメーカーの著作権を侵害するものであることは間違いないようです。しかし現実には、ゲームメーカー側からもゲーム業界をより盛り上げていきたいといった理由で、一定条件を満たせば公式にプレイ動画の配信が許諾されるという流れが増えてきました。

 その結果、プレイ動画というカテゴリはニコニコ動画でも大きく盛り上がり、今に至るわけです。これはメーカー側とユーザー側、どちらかがなにかを強いられたとか妥協したとかというわけではなく、互いに協調した結果、新たな遊び方・新たなカテゴリが生まれたわけです。個人的に、これは結構すごいことではないのではと常々思ってました。

 PS4のシェアボタンは間違いなくこのカテゴリをさらに賑やかにしてくれる機能だと思いますし、一ゲームユーザーとしてはそういったプレイ動画の流行によって今以上にゲーム業界が賑やかになればと思わずにはいられません。

 というわけでみなさんも、ルールを守って楽しくプレイ動画!
 なお今回のコラム執筆にあたりましては、前回に引き続き東京弁護士会の小沢一仁弁護士に監修をお願いしております。
posted by 師走トオル at 20:13| 日記